2017,9/16小林健二トーク(review)

2017,9/16の小林健二トークの受付開始頃。個展[IYNKUIDU TFTWONS]の会期中に行われた(9/9-9/30ギャラリー椿にて)

9/16(土)17:00よりスタート。始まる前の様子です。

9/16、小林健二トークの始まる前。多くの方で広いギャラリーが埋め尽くされ、遠方からも多数来場されました。

 

今回の案内状作品の前の小林健二、ギャラリー椿のオーナー椿原さん司会のもと進行されます。

小林健二イブニングトーク:2017,9/16(土)17:00より(京橋のギャラリー椿にて)

テーマ:こころの中の風景

小林健二の作品に郷愁を覚えるという感想を度々聞くことがあります。

例えば夢の中で散策している景色、そこはこれまで行ったことのない風景だったりしたことはありませんか?

不思議です。

多分それぞれの人の心の中には、きっとそんな場所があるかもしれません。時にそこは落ちつける処だったり、ワクワクと冒険するような箇所であったり・・・

今回は明らかに「風景」と言えるような作品が数点ありました。

小林健二個展の案内状の作品。積乱雲の立ち上る青空を背景に、岩の上に白い四角い物体。不思議な風景です。

[still]
この作品は2011年、東北の大震災の時に描かれました。作品に添えられ文章は、祈りにも似た願いのようなものが感じられます。

[still]

今回メイン会場に展示された作品はほとんどが新作で構成されていますが、この[still]はあまり公表されたことがない理由もあり、メインルームに展示されています。作品に添えられた文章は上のリンクでご覧頂けます。

今回のタイトル[IYNKUIDU TFTWONS]はどんな意味ですか?という質問に答える小林健二

個展ごとにテーマを付けることが多い小林健二。

やはり最初の質問は展覧会タイトル[IYNKUIDU TFTWONS(イィヰンクイドゥ トゥフトゥウヲンズ)]はどんな意味?

*敬称は略します

椿原:今回の展覧会のタイトル[IYNKUIDU TFTWONS]はどんな意味ですか?発音がわからなくて案内状の裏面を見て読み方を知りました。

小林:浅い眠りの中、僧侶のように見える何人かが(夢では背中を向けているからどんな人かはわからないけど)お経のような呪文のようなものを唱えている。それは「イィヰンクイドゥ トゥフトゥウヲンズ」スペルにしてみると[IYNKUIDU TFTWONS]。でも夢の中では下の作品の右下にある文字のようなものがその意味らしい。

夢って覚めてみると説明が難しかったりする。ぼくの作品も言葉に置き換えられない部分が絵となっている。だから今回の展覧会タイトルの発端は、そんな夢から覚めた時にうつつ状態で書き留めているノートの束から見つけたものです。

もちろん作品のためのエスキースはある。でも製作している状態って媒体として自分の体があるに過ぎなくて・・・だから言葉にしようとすると、どれもピタっとしてこないけど、本人だから近いところで説明はできるかな・・・でもはっきり言って難しいよね(笑)

 

リンゴを落とすと落ちる・・なぜ?

重力があるから・・それは何?

謎だらけ・・やっぱり説明するのが難しいことって確実にあるよね。

小林健二作品[IYNKUIDU TFTWONS]より

小林健二作品[IYNKUIDU TFTWONS]より
不思議な文字が作品中に書かれている。これまでローマ字表記だったりして、ゆっくりと読めば解読できていた作品もあるが、これらの新作の文字らしきものは、現存する言語でもないようだ。

椿原:作品に詩のような文章が書かれていたりするものもあるけど、総じて健二くんの作品には「詩」を感じる。展覧会の会場でも流しているけど、健二くんの作った音楽を聞きながら作品を見ていると安らいだ気持ちになる。作品に「詩」を感じるってことはとても大切なことだとぼくは考えている。

小林:色々な素材、時には文章が作品に書かれている。ぼくにとって全て絵の具のようなもの。音楽も含めイメージを具現化する中で、色を選ぶようにそれぞれの表現方法で形が形成されていく、っていうと自然かな。


小林健二作品[IYNKUIDU TFTWONS]より
MAGIMOTERASS
彗星の光の尾の成分から生まれた
植物でさえ
浅い眠りの中で生成されてゆく
結晶を知っている
泪もろい渡り鳥の羽に
しずくのようにふりかかる
水蒸気のように
(作品中に書かれている文)

小林健二作品[IYNKUIDU TFTWONS]より
樹木のように耳を澄ませる
九月の隕石が遠ざかる
(作品に文字が書かれている部分。不思議な記号も描かれている)

小林健二作品[IYNKUIDU TFTWONS]より
双極性の欲望と理解
遠方まで届く虹の春の夕暮れ
秋の日
(作品に文字が書かれてい部分)

*一時間に及ぶトーク、今回ご紹介できたのは一部なので、いずれ動画などでアップしていきたいと思います。展覧会の会期は9/30までありますので、機会がありましたらご来場ください。

詳細

トークの後ギャラリーを閉める時間を延長して、観客が作品を見れる時間が設けられました。

KENJI KOBAYASHI

 

 

 

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