月別アーカイブ: 2015年11月

[自作キャンバスをつくる]レビュー

今回のワークショプ用教材です。

今回のワークショプ用教材です。

今回用意されたキャンバス作りの材料:木枠とアンコラージュ(膠がすでに塗られている)されている亜麻布(フラックス)、小林オリジナルレシピに寄るキャンバスの塗料を入れるタッパ。

持ち帰り用:フランドル派のキャンバス仕立て用粉末(ムードン地方で産出する炭酸カルシウム)と半円の白い塊(小林自作のソチーレ、石膏を固まらないくらいの状態で水を加えてかき混ぜることを繰り返すと、水底に白い粘土状の物が沈殿してくる。それを型に入れて天日干しして作ったもの。水で練って戻して使用する)とうさぎ膠(colle de peau)、(乾かしそして塗布を繰り返すことで漆喰のような表面に仕上げるため)表面のザラつきを取るためのサンドペーパー2種、吸収性のキャンバスを作るため、すぐに絵を描かない時には、ひび割れを防ぐための小林レシピのオイルとそれを塗るためのガーゼ。そしてキャンバス張り器をお持ちの方には、復習用の木枠とキャンバス布。張り器を持っていない方用にはすでに木枠に張ったキャンバスが付きました。

キャンバスを貼ってみる。

キャンバスをはってみる。

2015wsc012

持ち帰り用として用意されたサンドペーパーを確認。木の台はコーナーを丸くしてあるので、キャンバスを傷つけることなく滑らかにサンドペーパーをかけることが出来る。粗めはC,細かな目はFと印が付いている。

 

詳しくは

小林健二WORKSHOP[自作キャンバスをつくる]

※キャンバス製作に使う道具など

※キャンバス製作に使う道具など

2015年10月31日(土)/11月8日(日)*要予約

*終了しました。

今回みなさんとご一緒に作ってみるのは、亜麻生地を使用した吸収性(アブソルバン)タイプのキャンバスです。その名のとおり吸収性に富むため、樹脂分の多い油絵具に有効で、さらに水彩絵の具、ガッシュを始め、テンペラなどにも適しています。

実技に加えて、キャンバスに関するトークも時間内に行う予定です。尚、今回は少人数でのワークショプです。
場所:墨瓦臘尼加(メガラニカ)/東京都文京区小石川4-13-20

・作業をするため軽装でのご来場をお願しております。また、キャンバス張り器をお持ちの方は、なるべくご持参ください。