小林健二の作品たちを一つの枠にあてはめることは難しい。絵画、彫刻、音楽や結晶・・・電気を使用している作品の中でもラジオや筐体の中で宙に浮かんで青く光って回転している土星など、表現媒体は実に自由。
カメラに自作レンズを装着して、幻想的な写真作品も発表している。
研究者としての一面も持つ小林健二。彼の道具は、日頃から作品製作に使用しているものに加え、資料としての興味で収集しているものまで様々。鉱物標本なども中学生の頃から機会があれば買い求め、特に水晶は心惹かれるようだ。
一貫して言えることは、そういうものが「好き」なのだ。
今回は水晶を撮影した写真を何点か選んで見た。
文:ipsylon.jp