
『モデルアート』
モデルアート社
日本において飛行機のプラモデルを多く取り上げる専門誌として最も歴史を持っている雑誌。創刊は昭和43年で現在ももちろん続刊中である。この雑誌に思い入れのある人も多いだろう

『模型飛行機の設計と作り方』(模型製作ニューハンドブック第七編)
稲野雅一 280ページ 誠文堂新光社 昭和11年
戦前の模型製作本の中では充実したラインアップでシリーズ化されたいた一冊。図版や絵が多くても紙質の関係で見づらかった写真部分などもこの本では改善されたいる

『図解模型飛行機の作り方』
長沼恭一、秋間保郎 153ページ 資文堂書店 昭和5年
誠文堂『少年技師ハンドブック』のように出版された少年工作書の一冊。ちょうどハガキくらいの小さな本だが上製本でわくわくさせる

『ポピュラー・サイエンス』はアメリカの雑誌で、日本語版は当時ワールド・サイエンス社が出していた。この『模型飛行機の作り方』という臨時増刊号は昭和24年から内容の異なったものが数冊出版されたが、その号も図、写真ともに多数あり、わかりやすく、また記事も充実していた

『飛行機航空船の作り方』(少年技師ハンドブック第八編)
宮里良保 26 1ページ 誠文堂 昭和5年
「少年技師ハンドブック」シリーズは時代を超えて工作世界に少年たちを招き入れ、工作によって深いまなざしを与えた。日本がいまだに世界に誇れる内容。カバーの下は赤い表紙で、工作をする少年の姿がカラ押しで入っている。このシリーズは最終的に全20巻まで出版された

『Uコントロールハンドブック』
鈴木秀哉、臼井達男 266ページ 誠文堂新光社 昭和26年
戦後になってアメリカからもたらされたUコントロールライン飛行の模型について、単項目で著された初めての本ではないだろうか

『ソリッドモデル工作(設計・工作教室10)』
小橋良夫 124 ページ 誠文堂新光社 昭和39年
この本は個人的に思い入れの強い本の一つ。子供のころ、大人は本当にすごいものを作ると感心しながら、何度トライしてもキャノピーが図で説明されたようにできないで、ため息ばかり出たもの

『模型飛行機プロペラの削り方』
荒川久 100ページ 彰考書院創立事務所 昭和19年
プロペラを木から削り出すことのみについて書かれている日本では珍しい本。内容は充実していて、工作に興味を持った者ならだれでも惹かれる。プロペラの原理から始まり、そのピッチの計算式から、加工、仕上げまで、多数の図によって著されている
[模型飛行機]資料編2