2022,4/2-18(11:00-17:00)
湘南地区では初めての小林健二展覧会になります。同時に銀河通信社(小林健二監修)の新作・試作アイテムを展示。*今回は2022年までに制作された作品展示になります。
詳しくはpreviewサイトにて
2022,4/2-18(11:00-17:00)
湘南地区では初めての小林健二展覧会になります。同時に銀河通信社(小林健二監修)の新作・試作アイテムを展示。*今回は2022年までに制作された作品展示になります。
詳しくはpreviewサイトにて
小林健二個展「透質層と透明体」
2019年9月21日~10月12日(日・祝休廊) 11:00-18:30
104-0031東京都中央区京橋3-3-10第一下村ビル1F tel:0332817808/ fax:0332817848
透明なものを取り分け好む小林健二。
彼が子供の頃、家の前から都電で行ける上野の国立科学博物館は大好きな遊び場の一つでした。
子供にとっては一本で行けるこの交通手段はありがたいもので、学校を休んでは頻繁に出かけた様です。中でも当時の鉱物標本室は面白かったとの事で、水晶や方解石など、特に透明感のあるものに惹かれています。
彼の作品群に共通するイメージを見つける事ができ、それは電気仕掛けの作品や科学的テーマを主題とするものもありますが、彼から生まれる作品においては、透明を感じる透質層が施されている特徴がある様に思います。あくまでも素材が「透明なもの」という意味ではなく、印象としての透明感です。
描かれているものは怪物であったり、腔腸類を思わせる形態や、山や岩という天然だったり・・・
様々であるにも関わらず、不思議とその向こう側に存在する透明な世界を思わせるのです。
心象風景とでもいうのでしょうか、そんなところも彼の作品の魅力です。
展覧会ごとにテーマを立てる小林健二ですが、今回は「透質層と透明体」という、彼が好んで触れてきた世界観が単刀直入に表現されています。
そしてギャラリー椿に隣接するスペースGT2では「XEDIA(キセディア)」という神秘的な場所がテーマになっていて、標本箱仕様の作品が多数展示される予定です。
小林健二個展「XEDIA」*同時開催9/21-10/12(日・祝休廊)11:00-18:30
104-0031東京都中央区京橋3-3-10第一下村ビル1F GT2
*以下小冊子「XEDIA」より抜粋
ーXEDIA
ケノーランドは絶対年代として、新太古代に存在していた超大陸である。
その後大陸の移動の分裂接合によって形成と破壊を繰り返しながらも、一部は近現代に至ってもなお盾状地(じゅんじょうち)として残っていた。この台地が最初に人間の歴史に記されたのは1612年にオランダの五人の登山家たちによるものだった。その台地の四面がほぼ垂直に切り立っているために当時は山頂部の状況は観測できなかったが、1860年代に地上より測量されおよそ標高3500m、四辺がそれぞれほぼ7kmである事が確認された。
(中略)
1955年フランス及び英国によって結成された第一次調査隊によって辛くも着陸に成功したものの表面の薄雪により機体が安定せず、当日中に下山を余儀なくされた。その際その高地の滑走路を「奇妙な場所」としてパイロットたちはXedia(キセディア)と呼ぶようになった。
(中略)
これら出土品には特徴があり第一には、大きさが約10mmくらいから60mmくらいに収まり、分布状況が1.25mの正方面に意図的に配置されていること。そして第二には放射性核種、蓄積線量を検出できず、さらに熱残留磁気、地心双極子にも応答せず、これらの製作年代はまったく測定できないということだ。また、これらの発掘状況の全体像が把握しづらかったことは、この脆弱な人工的製作物は約20cm石英状硬透質の珪酸層に堅く包まれている状態にあったため、目視できても対象物を破損せずに回収することが技術的に障壁となり、一般には全ての状況は開示はしないまま次第に研究者の極度の体調不良、遅疑逡巡、意欲減退、一部には重厚の精神障害を発症とも?関係国の成果よりも資金不足及び世界情勢が再び混乱した事といった理由から1972年までに各国によって報道管制なども敷かれ、半ば強制的に再び「前世紀の闇中」にまで押し込められ忘れ去られていったのである。
(後略)
*標本箱仕立ての作品にはそれぞれの作品表紙がついた小冊子がついています。(展示即売)
「Crystal Specimen-結晶標本」小林健二
2019,4/26(金)~5/7(火)12:00-19:00(最終日17:00まで)会期中無休
*4/27(土)夕刻より作家在廊
リトルハイ 164-0001中野区中野5-52-15 中野ブロードウエイ4F
tel:070-4447-5640・info@little-high.com
小林健二が自ら一つ一つ時間をかけて育成した美しい結晶作品の数々と新作の土星作品を展示予定。
「小林健二氏は子供の頃より上野の国立科学博物館に通い、鉱物標本室に心を奪われる少年時代を過ごしてきました。そんな科学少年だった彼が結晶の世界に魅せられてから50年近い年月が経ち、様々な物質の結晶を育成することに興じることになります。
科学が魔法の様に思われていた昔から変わらず存在する鉱物の魅力、それを体感する一人であった小林健二です。地中の深い場所で気の遠くなるような時間をかけて秘密裏に鉱物結晶の生成は行われますが、表現者としての彼の好奇心によって自らそのプロセスを体験するがごとく結晶作品が生まれてゆきます。
これまでファインアートの世界での作品発表が多かった小林ですが、今回は別の面である彼の探究心から生まれた結晶作品に焦点を当てた特別な展覧会となります。
(リトルハイ・ウェッブより)」