小林健二、ミイラ

ミイラ
彼は再びこの地に彼の霊が復活するためにたくさんの処理を受けた。防腐のため、脳をはじめとして全ての臓器を抜きとられ、アルカリに漬けられた。そして、もし再生しても決して動くことなどできない位に縛り上げられ、さらに幾重にもケースに入れられた。未だ深い眠りの中の彼は、その時代や文化を象徴しているというよりは、目的と手段を取り違えやすい人間社会の矛盾に対して、何か問いを発しているかのようだ。

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