小林健二、竜巻

竜巻
渦巻く風。大地すら揺れている。僕は思わず外に出てしまう。なぜかワクワクしてしまうのだ。龍神をイメージさせ、強烈に空間を泳ぐヘビのような竜巻はそんな日にやってくる。積乱雲の下から現れて、家や船、木や砂や海水、時には人なども巻き上げていく。厚い大気を突き破り、そのあり余る”はたらき”を天と地とをも繋いでしまう。物質を伴わなければならない精神にとって、不自由な時代には、荒れ狂うエネルギーの源に、身も心も委ねてみたい。

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